コエンザイムQ10で歯槽膿漏が改善する理由
歯槽膿漏は、歯そのものではなく、それを支えている歯槽骨が溶けてしまう病気です。
今では一般的に歯周病と呼ばれていますね。
国内では35歳以上の約8割、高齢者にいたってはそのほとんどがかかっているといわれる、国民病と呼んでもいいほどポピュラーな病気なんです。
歯槽膿漏には、痛みなどの自覚症状などはありません。
気付かぬうちに、進行してしまっているんですね。
もし、歯槽骨が溶けてしまった場合は、現在の技術を用いても元通りにできません。
土台を失ってしまえば、二度と歯が生えることもないでしょう。
ですから、取り返しの付かないところまで進行する前に何としても食い止めなければならないのです。
コエンザイムQ10は、この歯槽膿漏の予防に効き目があるといわれています。
そもそも、歯槽膿漏は、からだの免疫力が低下することにより進行する病気です。
コエンザイムQ10には、抗酸化作用があり、活性酸素を抑制し炎症を防いで免疫細胞の働きを高めさせるんです。
しかも、生命活動に不可欠なエネルギーを作り出す補酵素であることから、体の抵抗力も強化させることができます。
免疫力も高まるため、歯槽膿漏の進行も抑えることができる、なんとも頼もしい栄養成分なんですね。
実際、歯槽膿漏にかかっている方の歯周組織を調べてみると、コエンザイムQ10が減少していることが分かってきました。
進行しているときは、やはり、免疫力アップのカギとなるこの成分が少なくなっているんですね。
だからこそ、コエンザイムQ10をふだんから摂取して、免疫力を取り戻すことも大事ですね。
とくに年配の方は注意が必要です。
まだ若いうちなら、からだにもたくさん存在しているのですが、年を経るほどその数が減少していくからです。
歯槽膿漏が年齢とともに患者数を増やしているのと無関係ではなさそうですね。
もちろんクスリとは違うので、取り入れれば治るというようなことはありません。
あくまでも普段かららの心掛けの一つとして、手遅れにならないよう摂取しておくのです。